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ACRLとは

希少遺伝性疾患の早期発見の重要性

出生後すぐのスクリーニング検査により、発症予防、早期治療につながる

生後2か月で受ける生ワクチンの接種により、危険な状態になることもある。

ACRLの検査対象項目の中に「重症複合性免疫不全症(SCID)」という、 生まれつき身体の中の免疫細胞がうまく働かず、感染に対する抵抗力が低下し、 細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすくなる病気があります。

重症複合性免疫不全症(SCID)を罹患している新生児は、免疫細胞がとても少ないので、結核の予防接種であるBCGワクチンや、2020年から公費で定期接種となったロタウイルスワクチン等、免疫力をつけるために受ける生ワクチンの接種により、反対にウイルスに感染する等、重篤な副反応を引き起こすことや死に至ることもあります。

お子さんが生まれて一番早く受けられるワクチンは、生後2か月から接種することができますが、生後3~5日に採血をして検査を行う「スクリーニング検査」でSCIDが早期発見できれば、発症予防・早期治療につながり、感染症の重症化や再発を防ぐことができます。